燃料デブリか、中性子線確認 1号機格納容器内―福島第1原発

東京, 5月27日, /AJMEDIA/

 東京電力は26日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器の底部にあった堆積物付近で、中性子線が確認されたと発表した。東電は「近くにデブリ(溶け落ちた核燃料)があると考えるのが極めて自然だ」とし、今後詳しい位置などを調べる。
 東電は水中ロボットを使って格納容器の内部を調べており、20~21日に複数箇所で堆積物の中性子線を測定した。圧力容器の土台部分にある開口部付近で、特に高い値が検出されたという。
 中性子線は核燃料に含まれるウランから放出される。福島第1原発の2、3号機ではデブリの撮影に成功したが、1号機は詳しい状況が分かっておらず、デブリと特定されれば初となる。

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