海洋放出以外の選択肢を 反対姿勢崩さず―中国

東京, 8月22日, /AJMEDIA/

【北京時事】中国外務省の汪文斌副報道局長は21日の記者会見で、東京電力福島第1原発から生じる処理水について「日本は周辺国と十分な意思疎通を図り、海洋放出以外の選択肢を議論するべきだ」と述べた。
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 汪氏は「海洋放出は最も安全で妥当な処理方法とは言えない」と断じ、「核汚染水の海洋放出の強行をやめるべきだ」と主張。「極めて自分勝手で無責任であり、事態の成り行きを注意深く見守る」として、放出した際の対抗措置を示唆した。
 中国は既に税関で日本産食品に対する検査を強化しており、通関の遅れが生じている。日本が放出に踏み切った場合、さらに厳しい措置が講じられる可能性が指摘される。

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