東京, 03月13日 /AJMEDIA/
海外向けの果物の販売をうたった投資詐欺事件で国際手配されていた岡山県の観光農園運営会社の元副社長が身柄を拘束されたインドネシアから12日夜、日本に向けて移送され、捜査にあたっている愛知県警察本部は、13日にも詐欺の疑いで逮捕する方針です。
岡山県の観光農園運営会社、「西山ファーム」は海外で果物などを販売する事業に投資すれば配当を得られるなどと言って違法に出資を募ったとして、元幹部や勧誘役が出資法違反の罪で有罪判決を受けています。
実質的経営者とされる山崎裕輔元副社長(43)は投資をうたって出資金をだましとった疑いが持たれ、その後、国際手配されていましたが、ことし1月にインドネシアで身柄を拘束されました。
元副社長は12日、インドネシアの入国管理局の施設で当局が行った記者会見に立ち会ったあと、12日夜、ジャカルタから日本に向けて移送されました。
被害の届け出を受けて捜査してきた愛知県警察本部は、13日にも詐欺の疑いで逮捕する方針です。
警察は、西山ファームが全国の900人以上から130億円余りを集めたとみて資金の流れなどを調べる方針です。