東京, 4月22日, /AJMEDIA/
中部電力は22日、廃炉作業中の浜岡原発2号機(静岡県御前崎市)で、国内商業炉としては初となる原子炉解体工事の様子を報道陣に公開した。
この日公開されたのは、3月に原子炉から取り外された圧力容器上ぶたの解体作業。直径約6メートル、高さ約3メートルあるドーム型の上ぶたを、作業員数人が大型切断装置で縦に切断していった。ふたは鋼鉄製で厚さ約8センチあり、1ミリ切るのに1分ほどかかるという。現在は約3分の1の解体が終わり、6月中に終了予定。
担当者は「やる側としても初めて(の作業)。これまでの経験を基に知恵を出し合って、しっかり計画を立てて確実に進めていきたい」と話した。