河野氏、10日出馬表明 自民総裁選、構図なお流動的

東京, 9月10日, /AJMEDIA/

河野太郎規制改革担当相(58)は10日に記者会見し、菅義偉首相の後継を選ぶ自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を表明する。岸田文雄前政調会長(64)と高市早苗前総務相(60)は表明を終えており、総裁選は昨年に続く3人以上の争いが固まる。

 ただ、石破茂元幹事長(64)と野田聖子幹事長代行(61)も出馬する可能性が残っており、構図はなお流動的。ほとんどの派閥も方向が定まっていない。

 河野氏は9日、所属する麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相を財務省に訪ね、出馬の決断を伝えた。麻生氏は同省で記者団に「やる以上は勝つつもりでやらないと(いけない)。激励はした」と述べた。河野氏は派幹部に「麻生会長の了解は得られた」と語った。

 党内では中堅・若手を中心に派閥横断で河野氏への支持が広がるが、ベテランの間には持論の「脱原発」や「女系天皇」容認発言への懸念がある。10日の会見では自身の立場を改めて説明し、不安払拭(ふっしょく)に努めるとみられる。
 石破氏は9日のTBS番組で「私が出るのか、誰かと組むのか、何が党を変えるかだ」と述べ、他候補と連携できるかどうかを見極めて出馬の可否を判断する考えを示した。

 野田氏は二階俊博幹事長と会談し、推薦人集めの現状を報告。野田氏周辺は確保に自信を示した。

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