次期衆院選「百数十議席」目標 立民・泉代表インタビュー

東京, 10月30日, /AJMEDIA/

 立憲民主党の泉健太代表は29日までに時事通信のインタビューに応じ、次期衆院選で現在の97議席から大幅に積み増して「百数十議席」を目指す考えを示した。主なやりとりは次の通り。
 ―党新執行部が発足して2カ月となる。
 中道や保守層からも一定の信頼を得られる体制にしていくということで、今回の執行部をつくった。政策面、党運営、国会運営でもその方向性を明確にできたのではないか。非常に機能している。
 ―日本維新の会との共闘に踏み切った経緯は。
 決断力がなく、物価高や円安に有効な手だてを打てない岸田政権に対し、野党が姿勢を明確にしなければならない。政策の実現を迫るには国会での共闘が必要だ。既に5本の法律を共同提出し、大きな成果が出ている。今後も政策で合意できるものがあれば積極的に合意し、与党に突きつけたい。
 ―国会以外での維新との協力の可能性は。
 現時点であくまで国会内での共闘と考えている。
 ―将来的な他党との合流、連立の可能性は。
 立民の支持拡大が最優先。他の政党と連携・協力はあり得ても、立民として支持を拡大したい。
 ―次期衆院選の目標は。
 半分の選挙区で互角に戦える環境ができれば勢力図は大きく変わる。政権交代への足掛かりとなる百数十議席の獲得を目指したい。現政権を代えて日本再生を実現するという一致点があれば他の野党とも協力していくことになると思う。
 ―野党の支持率は伸び悩んでいる。
 衆院で100議席に達していないので、国民から受け皿として認知されるに至っていない。「次の内閣」が発足し、野党第1党、第2党の協力で野党の力を強く示せば、次第に受け皿という姿が国民に伝わるのではないか。
 ―日銀の黒田東彦総裁の金融緩和への評価は。
 今に至っても物価安定目標を達成していない、頑として金融緩和の姿勢を変えない。そのメッセージが一層の円安を呼び込んでいる。出口を模索する姿勢を見せることが必要ではないか。
 ―次期日銀総裁に求めるものは。
 (黒田氏は)庶民感覚のなさ、生活実感のなさが批判を受けた。生活実感、庶民感覚を有していることも重要ではないか。

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