横須賀市、VRChatで街を再現して観光PR–3Dアイテム「スカジャン」を無償配布も

東京, 11月06日, /AJMEDIA/

横須賀市は、メタバースを活用した都市魅力の発信や観光PRを目的として、「メタバースヨコスカ」をオープンした。

 VRChatをプラットフォームとして使用しており、体験するにはMeta Quest 2あるいはデスクトップPCにVRChatアプリのインストールが必要になる。
まず、横須賀の代表的な観光地でもあるドブ板と三笠が、現実とは一味違った、幻想的なワールドとして登場。12月には新たに「SARUSHIMA World」をスタート予定だ。
また、VRユーザー向けに3Dアイテムのスカジャンを無償配布する。配布物の加工、改変、カスタマイズも可能だが、再配布は禁止している。VRChatなどのVRメタバースでの使用や、ゲームクリエイター・VTuberなどのクリエイターの使用を想定しており、VTuber配信のモデルとして利用することもできる。すでに1万着のダウンロードを超えており、好評を得ているという。
なぜ横須賀市がメタバースを推進するのか。「音楽・スポーツ・エンターテイメントを推進するにあたり、新たな事業としてBMX(Bicycle Motocross)やeスポーツなど新しいものを取り入れてきた。メタバースも新たなエンターテイメントの領域の一つとして、自然な流れ」と説明している。

 メタバースヨコスカ市長は、「横須賀のワールドが、さまざまな才能を持った方々が訪れるコミュニティの場となり、新しいアイデアや文化、そして横須賀の魅力の発信の場として、観光PRにもつながっていくことを目指していく」とコメントした。

 なお、11月4日20時から、オープン記念音楽イベントを開催予定だ。

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