東京, 10月2日, /AJMEDIA/
敵地とはいえ、初戦では光州に7失点と屈辱的な惨敗を喫した。横浜Mのハッチンソン監督は「恥ずかしい結果だった。ただ、戦う意欲は失っていないし、前回の結果のようにはならない」。言葉通りに、ホームで4ゴールを奪う快勝に導いた。
初戦とは違い主力を多く起用し、開始早々に左サイドを崩したエウベルから渡辺皓が先制ゴール。ボールを奪ってからの前進が速く、前半終了間際にも速攻から西村が加点した。
昨季の準決勝で激闘を繰り広げた蔚山も、同じ黒星発進。ばらつきのあった最終ラインを突いて主導権を握った展開から一転、後半は押し込まれる時間が増えたものの、守備陣が冷静に対応。終盤にアンデルソンロペスが3点目を奪う理想的な流れで勝負を決めた。
大量失点を重ね、安定感を欠いていた守備面は、公式戦で約1カ月半ぶりに無失点に抑えた。「自分たちはマリノスのスタイルに自信を持っているし、確固たる物がある。それを見せるだけ」と話していたのは天野。目前で逃したアジア王座へ、再出発の一歩を踏み出した。