横浜M、悲願へあと一つ 仲間でつないだ決勝―ACLサッカー

東京, 5月8日 /AJMEDIA/

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で、横浜Mが初の決勝に挑む。相手は西地区を勝ち上がったアルアイン(アラブ首長国連邦)。ホームアンドアウェー方式の第1戦はホームで11日、第2戦は敵地で25日に行われる。

 これまでは、2度のベスト16が最高。「悔しい思いが強かった。やっと、あと一歩のところまで来られた」と松原。準決勝で蔚山(韓国)とのしびれる激闘を制して、アジア王座への挑戦権をつかみ取った。

 振り返れば黒星で始まった1次リーグは、3チームが勝ち点12で並ぶ激戦を1位通過。ACLの秋春制移行に伴い、Jリーグのシーズン終了を挟み、監督交代、GK一森の期限付き移籍満了など主力の放出があった中で決勝トーナメントを戦う異例の日程。水沼は「いろんな仲間が携わっての決勝(進出)だと思っている」と思いを語る。

 ポステコグルー元監督(現トットナム監督)が落とし込んだ攻撃的なサッカーを、同じオーストラリア出身のマスカット前監督、キューウェル監督が自身の色を加えながら継承してきた。水沼は「日本にこういうチームがあるんだというのを知ってもらいたい」。横浜Mの存在を示す機会にするつもりだ。

 多くのバトンをつないでたどり着いた舞台。Jリーグ発足時から参加する「オリジナル10」として、三つの国内主要タイトルは手にし、足りないのはこのアジア王座だけ。「タイトルを取れるチャンスは、何回も転がってくるものではない。全力でつかみ取りにいくのがプロ」と松原。横浜Mの歴史に新たなページを刻む。

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