植田日銀総裁「緩和継続」 国際デビュー戦で説明

東京, 4月13日, /AJMEDIA/

【ワシントン時事】日銀の植田和男総裁は12日、米ワシントンで開かれた先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に出席し、国際舞台にデビューした。会議で植田氏は、「(2%の)物価目標実現を目指し、金融緩和を継続する」と説明した。終了後の記者会見で明らかにした。

 日本の金融政策を巡り、利上げを続ける米欧の中央銀行との方向性の違いが意識されている。植田氏は会議での議論について、「他の多くの国は高いインフレ率が大きな問題意識だった。日本とはだいぶ違う」と振り返った。
 植田氏は世界的に著名な経済学者で、国際的な金融会合で議長を務めた経験もある。13日までの20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議など、出席する一連の国際会議で海外への発信力が期待されている。G7会議に先立ち、記者団に「海外中央銀行の方たちと密接な関係を築く第一歩にしたい」と意気込みを語っていた。

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