東京, 12月29日, /AJMEDIA/
北朝鮮による拉致問題を担当する林官房長官は、就任後初めて、横田めぐみさんが拉致された新潟市の現場を視察し、すべての被害者の帰国に向けて全力で取り組む決意を強調しました。
林官房長官は28日午後、就任後初めて新潟市を訪れ、横田めぐみさんが通っていた中学校や北朝鮮に拉致された現場を視察しました。
新潟県の花角知事や警察の幹部らと共に、中学校から現場の海岸付近まで30分近くにわたって歩き、めぐみさんが拉致された46年前の当時の状況について説明を受けました。
視察のあと、林氏は記者団に対し「今なお被害者が自由を奪われ、帰国できない状態が続いている現在進行形の問題であることへの思いを強くした」と述べました。
そのうえで「被害者の家族も高齢となる中、時間的制約のある拉致問題は、ひとときもゆるがせにできない人道問題だ。すべての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、全力で果断に取り組んでいく」と強調しました。