東京, 5月29日, /AJMEDIA/
東日本大震災復興と犠牲者の鎮魂を願い、東北6県の夏祭りが集結する「東北絆まつり」が28日、秋田市で開幕した。新型コロナウイルスの影響で2020年は中止、21年は祭り道具の展示などに縮小され、3年ぶりの本格開催となった。
感染対策のため、会場では検温や消毒を実施。19年まで例年、公道上だった祭りパレードの会場はスタジアムに変更された。2日間で約12万人の来場が見込まれる。
開幕に先立ち、航空自衛隊の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」が展示飛行し、会場から歓声が上がった。秋田県内から来た石川幸雄さん(72)は「国民がコロナで我慢してきた中、勇気を与えてくれた」と話した。秋田竿燈(かんとう)まつりなど東北6県の祭りのステージや、郷土芸能の展示会場も設けられ、多くの人でにぎわった。