東京, 8月19日, /AJMEDIA/
不登校となった当事者が自身と同じような苦しみを抱える子にエールを送る1分間の動画を募集した「不登校生動画選手権」の授賞式が18日、東京都現代美術館で行われた。最優秀賞に新潟県長岡市のフリースクール「学びスペース あうるの森」に通うひなたさん(13)ら7人が制作した動画が選ばれた。
7人の動画は、不登校になって1年後、フリースクールで居場所を見いだしたとする内容。青空の下、砂浜の波打ち際を友達の元へはだしで駆ける少女の後ろ姿が印象的で、「環境を変えれば、きっと居場所はある。一歩を踏み出す勇気を」のテロップで締めくくられた。ひなたさんは「学校以外にも居場所があることを伝えたかった。みんなで作った動画なのでうれしい」と語った。
応募作品は約350本に上った。審査委員長のタレント中川翔子さんは「不登校がネガティブなものではなく、そこで見つけた気持ちを動画という素晴らしいものにしてくれた」と称賛した。
同選手権はNPO法人「全国不登校新聞社」などが主催。「学校へ行きたくない私から学校へ行きたくない君へ」をテーマに7月、TikTok(ティックトック)を通じて作品を募った。