日本語の生成AI開発 国の研究機関、性能アップ着手

東京, 7月05日, /AJMEDIA/

文章や画像を自動で作り出す生成AI(人工知能)で、日本語に特化したモデルを総務省所管の国立研究開発法人「情報通信研究機構(NICT)」が開発した。生成AIの利用と課題を巡り、東京大学が4日に開いた産官学のシンポジウムで松本剛明総務相が公表した。同機構は性能アップにも着手しており、民間企業や研究機関との共同研究を進め、生成AIの国内開発を後押しする。
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 NICTは今回、日本語のウェブページを学習させた生成AIを4カ月程度で開発した。質問への回答や要約が可能だが、性能を表す指標は400億パラメーターと、米オープンAIが2020年に発表した「GPT3」の4分の1弱。現在、GPT3と同規模の1790億パラメーターの学習をさせているという。松本氏は「国内の技術水準を向上させ、安心して使える生成AIを提供していきたい」と強調した。

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