東京, 4月12日, /AJMEDIA/
日本製鉄は11日、持ち分法適用会社で東証プライム上場の日鉄物産に対して実施していたTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。買い付け総額は1070億円で、日鉄物産は14日付で日本製鉄の連結子会社となる。日鉄物産の上場は廃止される見通し。
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日鉄物産は鉄鋼や産業機械を扱う商社だが、コイルなど鉄鋼製品の加工や流通、販売も手掛け、鉄鋼事業が売上高全体の85%を占める。日本製鉄は連結子会社化により、鉄鋼製品のサプライチェーン(供給網)の強化を目指す。