東京, 01月30 /AJMEDIA/
日経平均株価がことしに入って、2500円以上上昇するなど、株式市場が好調なことについて、日本取引所グループの山道裕己CEOは記者会見で、日本企業の好調な業績を受けて、海外の投資家が日本株への関心を高めていることが要因だという見方を示しました。
日経平均株価はことしに入って、バブル期の1990年以来、およそ33年ぶりに3万6000円台を回復するなど好調に推移していて、29日の終値では、2500円以上、上昇しています。
これについて、日本取引所グループの山道CEOは記者会見で、ことしに入って海外の投資家が日本株に活発に投資しているとしたうえで「一番に効いているのは、日本企業の業績が非常に好調なことだ。さらに賃金と物価の好循環で、30数年ぶりにデフレ脱却が見えていることで買い手がついていると思う」と述べ、海外投資家の日本株への関心の高まりが株高の要因だという見方を示しました。
そのうえで、株価の上昇が続くかどうかについては「日本の経済全体がデフレから脱却して、インフレが続く経済になっていく過程で成長力を本当に取り戻していくかが鍵になる」と述べ、日本企業が好業績を続けられるかどうかが重要だという認識を示しました。