東京, 12月18日, /AJMEDIA/
日本とASEAN=東南アジア諸国連合の特別首脳会議は17日、本格的な討議が始まりました。午前中は安全保障などが議題となり、海洋進出を強める中国なども念頭に、防衛面での協力強化をめぐって意見が交わされたものとみられます。
岸田総理大臣は午前9時半ごろ、会場で各国首脳らを出迎えたあと、一緒に記念撮影に臨みました。
このあと始まった討議の冒頭、岸田総理大臣は「我々は歴史の転換点にあり、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序は重大な挑戦を受け、気候変動や格差など、複雑で複合的な課題に直面している。具体的な協力を打ち出すため、ASEANの友人と率直に議論したい」と呼びかけました。
午前中の討議では安全保障や地域情勢が議題となり、海洋進出を強める中国なども念頭に、防衛装備品の提供や部隊の共同訓練など、防衛面での協力強化をめぐって意見が交わされたものとみられます。
午後は経済連携などをテーマに議論が行われ、成果をまとめた共同声明などが発表される予定です。
岸田総理大臣としては「日ASEAN」の友好協力関係がことしで50年を迎えたことを踏まえ、これまで積み上げてきた協力をさらに発展させることで、地域の平和と安定につなげていきたい考えです。