東京, 12月16日, /AJMEDIA/
「君の名は。」や「天気の子」など、大ヒットしたアニメ映画を手がけてきた新海誠監督が、来年「すずめの戸締まり」という新作を公開すると発表しました。
新海誠監督は15日、東京都内で製作発表を行い、「すずめの戸締まり」という新作のアニメーション映画を来年公開することを明らかにしました。
作品は日本各地の廃虚を舞台に、災いの元となる謎の扉が次々と開いていき、その扉を閉めていく17歳の少女「鈴芽」の成長を描く物語だということです。
新海監督は、おととし公開した「天気の子」や、その前作の「君の名は。」が、ともに興行収入が100億円を超える大ヒットを記録しています。
新海監督は、人口減少やコロナ禍の影響で風景から人が消えていく時代にどうすべきか考えて新作を製作しているとしたうえで、「いまお客さんが見たいのは、いろんな可能性を開いていくのではなく、散らかってしまった一つ一つの可能性を見つめて、あるべき手段で閉じていくことで、次に進み、本当に新しい場所を見つける物語だと思います。映画館は感情移入や物語への没入など、人間が持っている特別な能力が発揮される場所だと思うので、ぜひ映画館に行きたいと思えるような作品にしたい」と意気込みを語りました。
作品は来年秋、全国の映画館で公開される予定です。