東京, 9月3日 /AJMEDIA/
中国は3日、抗日戦勝79年の記念日を迎え、国営メディアによって記念行事の様子が伝えられた。日中関係は厳しい状況が続いているものの、歴史と絡めた反日宣伝キャンペーンは展開しなかった。
中国中央テレビは同日、軍の各部隊が記念行事を開いたり、学生らが抗日戦争記念館を訪問したりする様子を放映した。ただ、当時の兵士の精神に学ぶよう呼び掛ける内容に重点を置き、直接的な対日批判は避けた。
8月下旬以降、中国の軍用機や艦艇による領空侵犯や領海侵入が相次いだが、日本側の抗議も含めて中国ではあまり報道されていない。習近平政権は社会の安定を重視しており、デモなどにつながりかねない大々的な反日宣伝は抑制しているとみられる。