東京, 02月29日 /AJMEDIA/
岸田総理大臣は、福井県の杉本知事らと面会し、福井県内でも能登半島地震による観光への影響が生じていることを踏まえ、宿泊代の一部を補助する「北陸応援割」などで支援していく考えを示しました。
岸田総理大臣は28日、総理大臣官邸で福井県の杉本知事や県内にある温泉旅館の関係者と面会しました。
この中で杉本知事は、能登半島地震を受けて、福井県から石川県の被災地に緊急の援助隊を派遣するなど支援を続けていることなどを伝えました。
これに対し岸田総理大臣は、福井県の対応に謝意を示したうえで「政府としても被災地のなりわいと生活の復旧や復活に力を尽くしていきたい」と述べました。
そのうえで福井県内でも宿泊予約のキャンセルなど、観光への影響が生じていることを踏まえ、北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業と同じ3月16日に始める「北陸応援割」などで支援していく考えを示しました。
面会のあと杉本知事は記者団に対し「総理からは『北陸全体がさらににぎやかになっていくよう努力する』という話をいただき大変ありがたい」と述べました。