少年射殺への抗議、4夜連続 フランス各地で逮捕者1300人超

東京, 7月01日, /AJMEDIA/

【パリ時事】フランスの首都パリ郊外で北アフリカ系の少年(17)が警官に射殺された事件で、市民らの抗議行動は6月30日夜(日本時間1日未明)も各地で続いた。南部マルセイユや中部リヨン、東部ストラスブールでは暴徒による路上での放火、商店街の略奪行為などが相次ぎ、1日未明までに少なくとも270人が拘束された。事件発生から4夜連続の抗議で、逮捕者は既に1300人を超えた。
少年射殺で抗議やまず 放火や略奪、治安当局と衝突―仏

 ダルマナン内相は、全国で警官4万5000人態勢に増強すると発表。ヘリ20機が投入されたとの情報もある。マクロン大統領は30日、「少年の死を(略奪などの口実に)利用するのは容認できない」と述べ、過激な行動を非難した。
 内務省はバス・路面電車の営業を午後9時で終了するよう要請した。これまでに拘束された少年の平均年齢は17歳。13歳の逮捕者も含まれるという。射殺された少年の葬儀は1日に営まれる。

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