天皇皇后両陛下 「日本国際賞」の授賞式に出席

東京, 4月16日, /AJMEDIA/

科学技術の分野で優れた業績をあげた研究者に贈られる「日本国際賞」の授賞式が、天皇皇后両陛下も出席されて東京で開かれました。

「日本国際賞」は、国際科学技術財団が、毎年、科学技術の分野で人類の平和と繁栄に貢献する優れた業績をあげた研究者に贈っているもので、両陛下は、午後2時半すぎに授賞式の会場に入られました。

ことしの受賞者は、LEDや太陽電池などに用いられる化合物半導体の量産と商用化につながる手法の開発に貢献したアメリカのジョージア工科大学のラッセル・デュプイ教授と、マングローブや海草が分布する沿岸域の生態系が地球温暖化を抑止するうえで最も重要な生態系であることを明らかにするなどして地球温暖化対策に新たな指針を与えた、サウジアラビアのアブドラ王立科学技術大学のカルロス・ドゥアルテ特別教授です。

式典では、国内や海外の研究者らおよそ700人が見守る中、2人に記念の盾が贈られ、両陛下は拍手を送られていました。

このあと天皇陛下がおことばを述べ、世界が直面する地球規模の課題がますます多様で複雑になる中で科学技術が果たすべき役割が一層重要になっているとしたうえで、「私たちが、より広い見識の下、様々な分野の叡智を結集し、互いに力を合わせることにより、希望に満ちた未来が築かれていくことを願っています」と話されました。

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