東京, 2月23日, /AJMEDIA/
風速10メートル超の強風にも負けず、エンゼルスの大谷が上々の仕上がりを見せた。実戦形式の練習で2イニングを想定し、打者7人に39球。安打性は1本で3三振を奪い、「ここまで問題なくきている」と納得の表情を浮かべた。
150キロ超の伸びのある直球に加え、変化球も切れがある。打席に立ったメジャー2年目のソトは「初めて対戦した。スライダー、カットボールが良かった」。若手やマイナーの打者を圧倒し、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ、順調な調整ぶりを示した。
この日は登板前のブルペンから大リーグの新ルール、ピッチクロック(投球間の時間制限)の対策にも取り組んだ。捕手から返球を受けた時点でカウントダウンがスタート。少しでも時間のロスを減らすように練習を繰り返した。
「ピッチクロックは問題なかった。各球種の制球も良かったと思う」と振り返った大谷。オープン戦初先発は28日(日本時間3月1日)のアスレチックス戦に決まった。高校時代にそろって甲子園を盛り上げた同学年の藤浪の前で、一層進化した姿を披露する。