大相撲 九州場所 初日 ウクライナ出身の19歳 安青錦が白星

東京, 11月12日, /AJMEDIA/

大相撲九州場所が初日を迎え、ウクライナ出身で、去年、ロシアによる軍事侵攻から逃れて来日し、今場所、初めて番付にしこ名が載った序ノ口の19歳、安青錦は白星スタートを切りました。

安青錦は7歳から相撲を始めて4年前の世界ジュニア選手権で3位となり、そのあとロシアによるウクライナへの軍事侵攻から逃れて相撲を続けるため、去年4月に来日しました。友人がいる関西大の相撲部で稽古を積んだあと去年12月に安治川部屋に入門し、ことし9月の秋場所の前相撲で初土俵を踏みました。

そして、西の序ノ口14枚目で初めてしこ名が番付に載った今場所は初日の12日、幕下経験者の旭将里と対戦し、立ち合いから素早く前まわしを取って「下手出し投げ」で勝ちました。

白星スタートとなった安青錦は「本場所は初めてなので、初日で緊張した。前まわしを取って前に出るか、出し投げを打とうと思っていた。うれしかった」と笑顔を見せました。関西大の友人からは11日、「あす頑張って」とメッセージをもらい、力になったということです。

師匠で元関脇 安美錦の安治川親方からは立ち合いで速く、強く当たって前まわしを取ることを指導されているということで、今後の目標については「まずは2勝。そして次は3勝、4勝として、優勝を目指したい」と意気込みを話しました。

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