大気汚染、WHO基準の40倍超 排ガス、野焼き原因―パキスタン東部

東京, 11月3日, /AJMEDIA/

パキスタン第2の都市である東部ラホールで2日、大気汚染が悪化し、微小粒子状物質(PM2.5)の観測値が世界保健機関(WHO)の定める許容基準の40倍超に達した。排ガスや野焼きなどが原因で、街はここ数日スモッグに包まれている。

 地元当局は対策として、学校の屋外運動を1月まで禁止。2ストロークエンジンの三輪タクシーの運行も禁じられた。役所や企業は4日から半数を在宅勤務とする。

 地元環境当局幹部は「今後3~4日間は同様の大気汚染が続く」と指摘。住民の女性(42)は「母親として不安でいっぱいだ」と語った。ラホールでの大気汚染は、住民の寿命を平均7年半縮める恐れがあるとの米大学の研究もある。

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