大の里、調整遅れ否めず 綱とりへ状態戻せるか―大相撲

東京, 5月2日, /AJMEDIA/

 大相撲夏場所(11日初日)で横綱昇進に挑む大の里が、仕上がりぶりに不安を露呈した。2日に東京・両国国技館で行われた横綱審議委員による稽古総見で持ち前の馬力を発揮できず、「上半身と下半身がばらばらだった。稽古不足」。調整の遅れは否めない。

 体調不良に伴い、4月27日までの春巡業後は本格的な稽古を積んでいなかったという。稽古総見で取った16番の中に相手を一気に持っていく相撲はなかった。「出遅れている。焦りはあるが、最善の準備を尽くす」。初日までにどこまで状態を戻せるかが焦点になりそうだ。

 昨年9月の秋場所後に大関昇進を果たしてから初の好機。既に気持ちは切り替えている様子で、「(悪いのが)今で逆によかった。あと1週間もあるとプラスに考える」と泰然。勝負の場所に向けて「15日間、しっかり頑張りたい」と気合を入れ直した。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts