墜落前、修理で1カ月不使用 プリゴジン氏搭乗機、爆弾仕掛けられた可能性―ロシア

東京, 8月27日, /AJMEDIA/

ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エブゲニー・プリゴジン氏(62)が搭乗した自家用ジェット機が23日の墜落前、約1カ月間使用されず、モスクワのシェレメチェボ空港に止められたままだったことが27日、分かった。爆弾のさく裂が墜落の原因という見方が強いが、事実なら駐機中に仕掛けられた可能性もありそうだ。
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 6月に反乱を起こしたプリゴジン氏の亡命先ベラルーシの独立系監視団体「ガユン」が明らかにした。ロシア紙モスコフスキー・コムソモーレツ(MK)によると、エンブラエル社製のジェット機は冷却装置が故障し、空港で修理。墜落当日の出発の数時間前には、同機の下取りを希望する企業関係者2人が乗り込んでいたという。
 ガユンの分析では、ジェット機は反乱後初めてとなる6月27日のほか、7月1、11、18日にベラルーシに到着した。プリゴジン氏は、免責を受けるに当たってのプーチン大統領との約束を破る形で、ロシアとの間を行き来していた。MKによれば、ジェット機は7月20日に修理に出された。
 その後、もう1機の自家用ジェット機が2回ベラルーシ入り。米メディアの報道では、プリゴジン氏は今月18日からアフリカを訪れ、ロシアに帰国した。

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