東京, 10月14日, /AJMEDIA/
イスラエル軍は14日、北部ビンヤミナ付近の基地に13日、ドローン1機が激突し、兵士4人が死亡したと発表した。これより先、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが攻撃を実行したと明らかにしていた。イスラエルのメディアによると、約60人が負傷。英BBC放送は「過去1年の間では、イスラエルの拠点に対する最大規模の攻撃の一つだ」と伝えた。
報道によれば、発射されたドローンは海側からイスラエルに侵入。警報は鳴らず、基地の食堂を直撃した。ヒズボラは「いつでもどこでも攻撃できる能力を示すためだ」と説明。ガラント国防相は現地を訪れ、「深刻な事件だ」と語った。
イスラエル軍は地上侵攻したレバノン南部で作戦を続行。軍は14日、ヒズボラの戦闘員数十人を殺害し、標的約200カ所を空爆したと発表した。
また、イスラエルのメディアによると、軍は13日、レバノン南部で同日早朝、軍の戦車が国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の拠点に侵入したことについて、負傷兵を避難させるためだったと釈明した。
イスラエル軍は、部隊がヒズボラからの「激しい対戦車砲の攻撃にさらされていた」と説明。負傷兵が避難できるよう、戦車がUNIFILの拠点に「数メートル後退した」とした上で、「UNIFILの部隊には脅威を与えていない」と主張した。
イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザでも攻勢を続けており、軍は14日、中部デイルバラの病院を空爆したと明かした。イスラム組織ハマスの司令室があったとしている。
パレスチナ通信は、この空爆で4人が死亡、約70人が負傷したと報じた。避難民が身を寄せる病院敷地内のテントが爆撃され、火災が発生したという。