東京, 5月29日 /AJMEDIA/
人事院は28日、2024年度春の国家公務員採用試験で、中央省庁の幹部候補となる総合職(大学院修了・大卒程度)の合格者数が1953人だったと発表した。出身大学数は178校で最多。大学別では、東京大はトップを維持したが、過去最少の189人。京都大(120人)、立命館大(84人)が続いた。
総合職採用試験は近年、専門試験を課さない秋試験の人気が高まっている。23年度秋と24年度春試験の合格者はいずれも25年春に採用される予定で、人事院は秋の合格者が増えた影響で、春は減ったとみている。
競争率は7.0倍で過去最低を更新。女性の合格者数は652人で、4年連続で全体の3割を超えた。各府省は6月12日から合格者を対象に面接を実施する予定だ。
【訂正注記】見出しの「合格者数、最少の1953人 東大出身者も過去最少」を「合格者数1953人 =東大出身者は過去最少」に、本文1段落目「合格者数が過去最少の1953人」を「合格者数が1953人」にそれぞれ訂正しました。