東京, 11月28日, /AJMEDIA/
自民党の武見敬三参院議員会長らは28日、立憲民主党の水岡俊一参院議員会長らと国会内で会談し、派閥裏金事件に関係した自民所属参院議員27人全員が政治倫理審査会への出席を希望していると伝えた。自民側は年内に全員の弁明を終えられるよう協力を要請。両党幹部は日程や公開の是非について調整を進めることを確認した。
会談には自民の松山政司参院幹事長、立民の斎藤嘉隆参院国対委員長らが同席。会談後、松山氏は記者団に「説明責任を果たし、政治活動を前に進める機会になることを期待する」と語った。斎藤氏は「裏金問題の真相解明が目的だ。みそぎ(を済ませること)が念頭なら筋違いだ」とけん制し、年明け以降も追及を続ける可能性に言及した。
自民内では、野党の政倫審出席要求が衆院でも強まりかねないと懸念する声が出ている。