東京, 5月17日 /AJMEDIA/
半導体材料大手JSRは16日、半導体用の化学薬品を手掛けるヤマナカヒューテック(京都市)を完全子会社にすると発表した。製品ラインアップを拡充し、日本が強みを持つ半導体材料分野で業界再編を進める。
ヤマナカヒューテックは、半導体の成膜工程で使われる高純度の化学薬品で優位に立つ。JSRは半導体材料フォトレジスト(感光材)で世界トップシェアを占めており、ヤマナカヒューテックを傘下に収めることで半導体材料分野での競争力を強化する。公正取引委員会の承認などを経て、8月に手続きが完了する予定。株式取得額は非開示としている。