東京, 9月9日, /AJMEDIA/
台風13号は8日午前から午後にかけて東海沖を北上し、午後9時に静岡県沖で熱帯低気圧に変わった。気象庁によると、台風本体よりも北東側で雨雲が発達して、線状降水帯が伊豆諸島南部と千葉、茨城、福島各県で発生し、大雨となった。9日にかけても大雨になる所があるとみられ、引き続き土砂災害や低地の浸水、河川の氾濫に厳重な警戒が必要という。
【時事ドットコム天気予報】
三宅島とこれら各県では1時間雨量が100ミリ以上の記録的短時間大雨情報が相次いで出された。茨城県北茨城市や高萩市、福島県いわき市では5段階の警戒レベルで最も高い緊急安全確保が発令され、千葉県の大多喜町と勝浦市、市原市でも一時出された。
台風の影響で、JRは東海道線の一部区間などが運休し、航空便の欠航も生じた。総務省消防庁によると、市原市で90代の女性ががけ崩れに巻き込まれ、救急搬送された。
千葉県茂原市では8日午後0時50分までの12時間雨量が371.5ミリ、茨城県日立市では午後9時40分までの同雨量が255.5ミリに上り、いずれも地点ごとの観測史上最多記録を更新した。三宅島では午前6時45分すぎに最大瞬間風速31.4メートルを観測した。