北海道電力社長 審査長期化の泊原発3号機“審査に全力で臨む”

東京, 11月16日, /AJMEDIA/

北海道電力の齋藤晋社長が15日、就任後初めて原子力規制委員会の委員たちと面会し、審査が長期化している泊原子力発電所3号機について、「不足がある分はしっかり改善したい」と述べ、審査に全力で臨む考えを示しました。

北海道電力の泊原発3号機は、再稼働の前提となる審査が申請から10年余りと長期化していて、原子力規制委員会から、専門的な議論ができる人材の不足などの課題が指摘されています。

ことし6月に懸案だった想定される地震の揺れが決まりましたが、現在も津波や火山といった自然災害への対策などの審査が続いています。

こうした中、ことし6月に就任した齋藤晋社長が15日、規制委員会の委員たちと面会し、審査に関わる社内の体制を強化していることや再稼働に向けた安全対策工事の状況について説明しました。

これに対し、出席した委員からは「これまで難航していたが、最近では対応に改善が見られる」という声があがった一方、別の委員からは「泊原発は国内でいちばん活火山との距離が近い。火山についての審査はまだ入り口なので、引き続き社内体制を強化してほしい」と注文が出されました。
齋藤社長は、「不足がある分はしっかり改善したい。人的資源の投入についても考えているので、内部でもしっかり検討したい」と述べ、審査に全力で臨む考えを示しました。

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