東京, 9月26日, /AJMEDIA/
北朝鮮は、各地の代表からなる最高人民会議を26日に招集すると予告しています。ことし1月以来となる会議では、農業問題や人事などが討議される見通しで、4年ぶりにロシアを訪問したキム・ジョンウン(金正恩)総書記が出席し演説を行うのかが注目されています。
北朝鮮の最高人民会議は、国の予算や法律などを話し合うため年に1回から2回、各地の代表を首都ピョンヤンに集めて開かれていて、北朝鮮は、ことし1月以来となる会議を26日に招集すると予告しています。
会議では、人事などが討議されるのに加え、農業のてこ入れのため重視しているかんがいに関する法律などが採択される見通しで、国営テレビは25日、稲刈りの様子を伝えて農業の活性化を呼びかけました。
一方、キム・ジョンウン総書記は、9月12日からおよそ1週間にわたって専用列車で4年ぶりにロシア極東を訪問し、プーチン大統領と会談して戦略的協力の強化で一致したほか、戦闘機などを製造する工場やロシア海軍の太平洋艦隊などを視察したばかりです。
そうした中で、キム総書記が今回の会議に出席して演説を行い、ロシアをはじめとする対外関係や、加速させている核・ミサイル開発、それに10月行うとしている軍事偵察衛星の3回目の打ち上げなどに言及するのかが注目されています。