東京, 9月19日, /AJMEDIA/
湿った空気の影響で北日本を中心に大気の状態が非常に不安定になり局地的に非常に激しい雨が降っています。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や突風に十分注意してください。
気象庁によりますと高気圧の縁を回って湿った空気が流れ込んでいるため、北日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっていて、雨雲が発達しています。
正午までの1時間には
▽青森県が深浦町に設置した雨量計で59ミリの非常に激しい雨を観測しました。
これまでに降った雨で青森県では土砂災害の危険性が非常に高まり土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
北日本と東日本では20日にかけて大気の不安定な状態が続く見込みで、局地的に雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨が降るおそれがあります。
20日昼までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽北海道と東北で80ミリ
▽北陸で70ミリ
▽新潟県で60ミリと予想されています。
これまでに降った雨で地盤が緩んでいるところもあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに落雷や竜巻などの激しい突風、「ひょう」に十分注意するよう呼びかけています。
急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
東日本と西日本中心に厳しい暑さ 冷房適切使用を
一方、19日も東日本や西日本を中心に晴れて気温が上がっていて、正午までの最高気温は
▽埼玉県越谷市で34.1度
▽大阪府枚方市で33.9度
▽京都府福知山市で33.8度
▽東京・青梅市で33.5度などとなっています。
このあとさらに気温が上がり、日中の最高気温は
▽さいたま市で35度と猛暑日が見込まれるほか
▽前橋市や京都市や岡山市、松山市で34度
▽東京の都心や名古屋市、福井市、大阪市で33度などと予想されています。
厳しい残暑が続いているため熱中症に十分注意し、環境省のホームページなどで「暑さ指数」を確認してのどが渇いていなくても定期的に水分をとったり、冷房を適切に使用したりして対策を心がけてください。