東京, 4月15日, /AJMEDIA/
ロシアのショイグ国防相は14日、太平洋艦隊(司令部ウラジオストク)の臨戦態勢を緊急点検し、南クリール諸島(北方領土)やサハリン島への「敵の上陸」阻止を想定した軍事演習を実施するよう海・空軍に命じた。艦艇が14日、出港し、ミサイル発射を行うほか、長距離爆撃機も参加させるという。
〔 ウクライナ侵攻が長期化し、太平洋艦隊の精鋭部隊である海軍歩兵も投入する中、極東での軍事力を誇示する狙い。プーチン政権は中国に同調して「自由で開かれたインド太平洋」戦略を「アジア版の北大西洋条約機構(NATO)をつくる試み」と非難しており、日米などをけん制する思惑がありそうだ。