東京, 10月26日, /AJMEDIA/
左サイドバックの北川が、試合の流れを決定付ける存在感を見せた。まずは先制ゴール。前半32分のCKを頭で合わせ、「ニア(近い位置)に飛び込むのは得意。あの時間帯に取れたのは大きかった」。一挙3得点の口火を切った。
その2分後。今度は左サイドの高い位置で、北川の積極的な寄せからボールが味方へ渡り、追加点へつながった。「ボールを取られても下がらずに前に行く部分は、うまくできたかなと思う」。自賛できる守備だった。
金沢市出身で、パリ五輪後にスウェーデンへ移籍。能登半島は地震に続き、9月に豪雨に見舞われた。「きょうの勝利でも、何かを届けられていたらと思う」。地元への思いを口にした。