東京, 11月09日, /AJMEDIA/
8日のニューヨーク外国為替市場では、日銀がいまの大規模な金融緩和を続けるとの見方が強まって円安が進み、円相場は一時、1ドル=151円台前半まで値下がりしました。
円はユーロに対しても売られ、一時、1ユーロ=161円台後半まで値下がりして、およそ15年ぶりの円安ユーロ高水準を更新しました。
8日のニューヨーク外国為替市場では円安が進み、円相場は一時、およそ1週間ぶりに1ドル=151円台前半まで値下がりしました。
円はユーロに対しても売られ、一時、1ユーロ=161円台後半まで値下がりして、2008年8月以来、およそ15年ぶりとなる円安ユーロ高水準を更新しました。
日銀の植田総裁が8日、衆議院の財務金融委員会で、2%の物価目標を達成できる見通しがたつまでいまの大規模な金融緩和策を維持するという立場を説明したことなどから、日銀はいまの大規模な金融緩和策を続けるとの見方が広がり、円を売る動きが強まりました。
市場関係者は「投資家の間で植田総裁の発言などが材料となってほかの通貨に対して円売りが強まる展開となった。アメリカの長期金利が一時、4.5%台まで低下する中でも円安が進んでいて、円安がどこまで進むのか見通せない状況となっている」と話しています。