東京, 01月02日, /AJMEDIA/
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、公明党の山口代表は、政党から議員に支給される「政策活動費」の使いみちを公表するよう義務づけるなど再発防止策を講じるべきだという考えを示しました。
公明党の山口代表は、新年にあたり都内で街頭演説を行いました。
この中で山口氏は、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて「国民の信頼を失った状況を反転させなければならない。公明党がしっかりとリードし政治改革を成し遂げたい」と述べました。
その上で、政党から議員に支給される「政策活動費」について「不透明な政治資金の流れの温床になっている」と指摘し、議員に収支の公表義務がない今の制度を改め、使いみちを公表するよう義務づけるべきだという考えを示しました。
また、政治資金収支報告書にパーティー券の購入者の名前などを記載しなければならない金額を現在の20万円から5万円に引き下げる必要もあると指摘し、こうした再発防止策を今月の早い時期にまとめ、通常国会で各党と合意形成を目指す考えを示しました。
一方、山口氏は衆議院の解散について「いま直ちにできるような状況ではない。政治の信頼を取り戻す営みを重ね、国民の信を得る状況を作り出さなければならない」と述べました。