東京, 11月30日, /AJMEDIA/
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者カセム師は29日、イスラエルとの停戦発効後初めてビデオ演説を公開し、停戦合意を「承認した」と表明した。その上で「合意履行のためヒズボラとレバノン軍は緊密に連携することになる」と述べ、停戦維持に取り組む意向を示した。
ただ、レバノンのメディアは30日、イスラエル軍がレバノン南部を空爆したと報じた。南部からの段階的撤退を約束しているイスラエル軍は29日、ヒズボラの「テロ活動」を確認したとして、28日に続き南部に空爆を実施したと公表。イスラエル側が27日の停戦発効以降、「合意違反」を主張する状況は解消されていない。