保守分裂、新人4氏届け出 28年ぶり知事交代へ―石川

東京, 2月24日, /AJMEDIA/

 任期満了に伴う石川県知事選が24日告示され、新人4人が立候補を届け出た。現職知事で全国最多の7期を務める谷本正憲氏(76)は退任を表明。新人同士の争いは28年ぶり。自民党の元国会議員2人と前県庁所在市長が出馬する異例の保守分裂選挙となる。投開票は3月13日。
 立候補したのは、いずれも無所属で新日本婦人の会県本部会長の飯森博子氏(62)=共産推薦=、前金沢市長の山野之義氏(59)、元参院議員の山田修路氏(67)、元文部科学相の馳浩氏(60)=維新推薦=。
 新型コロナウイルス対応や人口減少対策などが主な争点。飯森氏は高校生までの医療費無料化を県全域に広げる施策、山野氏はインターナショナルスクールの設置検討を打ち出す。山田氏は地場産業や農林水産業の振興、馳氏は子育て支援や行政デジタル化を訴える。
 自民党県連は山田、馳両氏を支持した上で自主投票を決定。党本部幹部やベテラン県議らが馳氏を支援する一方、大半の若手・中堅県議が山田氏を推す。公明党本部も自主投票とした。山田氏は立憲民主党県連の推薦と社民党県連の支援を受ける。

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