東京, 10月30日, /AJMEDIA/
秋篠宮ご夫妻の次女の佳子さまは、石川県を訪問し、能登半島地震で被災した伝統工芸の担い手らと懇談したあと、国内最大規模の工芸展をご覧になりました。
佳子さまは29日午後、金沢市にある石川県立美術館の別館を訪ね、輪島市出身の「沈金」の重要無形文化財保持者、いわゆる「人間国宝」の前史雄さんらと懇談されました。
佳子さまは、輪島塗の髪留めをつけていて、「地震は大変でしたね。どのように過ごされているか心配していました」とことばをかけ、前さんが、地震による火災で仕事場と自宅を失い、今は金沢市で生活していることを伝えると、「悲しいことで、大変でいらっしゃいますね」と述べられました。
このあと佳子さまは、美術館の本館で、総裁を務めている日本工芸会やNHKなどが開いている「日本伝統工芸展」をご覧になりました。
会場には、石川県小松市の九谷焼作家で「釉裏金彩(ゆうりきんさい)」の人間国宝の吉田美統さんの作品などの陶芸や染め物など合わせて280点余りが展示されていて、佳子さまは一つ一つの作品をじっくり鑑賞されていました。
「日本伝統工芸展」金沢展は、金沢市の石川県立美術館で11月4日まで開かれています。