会場は興奮のるつぼ 仏大会、白熱の開幕戦―ラグビーW杯

東京, 9月9日, /AJMEDIA/

【パリ時事】ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会は8日、地元フランスとニュージーランド(NZ)という「いきなり決勝戦のような好カード」(仏サポーター)で開幕した。試合は逆転に次ぐ逆転で、白熱の展開に。この夏一番の暑さに見舞われたパリの郊外にあるサンドニの会場は熱気と声援に包まれ、興奮のるつぼと化した。
 開幕戦に先立って行われたW杯の開会式では、人気俳優のジャン・デュジャルダンさんらがパフォーマンスを披露。その後、マクロン大統領が開会を宣言すると、地鳴りのような歓声がとどろいた。
 オールブラックスことNZ代表は、試合前におなじみの伝統舞踊「ハカ」を披露。開始直後にスピードを生かした速攻で得点したが、フランスも負けじと点を取り返すシーソーゲームに。仏サポーターは国歌を歌い、逆転に成功すると客席でジャンプ。フランスが終盤にNZを突き放して勝利すると、喜びを爆発させた。
 パリ郊外から観戦に来たピエール・シャンコーニュさん(42)は「優勝はフランスしかない」と上機嫌。一方、南西部トゥールーズから駆け付けたクロード・ブスケさん(66)は慎重で「南アフリカも強敵だ。まだW杯の行方は分からない」と気を引き締めた。
 大阪市の会社員桃尾恭平さん(31)は職場の同僚2人と訪仏。「日本には前回大会を上回る4強入りを期待している。アウェーでどこまで戦えるか見たい」と話した。

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