東京, 11月3日, /AJMEDIA/
京都市の六波羅蜜寺で、12年に1度行われる国宝の本尊の御開帳が3日から始まり多くの参拝者が訪れています。
京都市東山区にある六波羅蜜寺は、平安時代の僧侶、空也上人ゆかりの寺で、本尊の秘仏で、国宝にも指定されている「十一面観世音菩薩立像」は12年に1度、御開帳されます。
初日の3日は、本堂の中央でふだんは閉じられている「ずし」の扉が開けられ、多くの参拝者が訪れて手を合わせていました。
本尊は木造で、高さ2メートル60センチほどあり、平安時代に空也上人が疫病を鎮めようとつくったとされています。
12年前も訪れたという男性は「ことしは子どもが受験を控えているので、絶対に来たいと思っていました。子どもの成長を感じますし、12年に1度というのは参拝する気持ちが違います」と話していました。
これまで何度も御開帳の期間に参拝したという男性は「ふだんは見られない秘仏を参拝できてよかったです。12年後は80代になりますが、頑張って来たいです」と話していました。
この御開帳は、来月5日まで、六波羅蜜寺が開門している時間に行われます。