東京, 10月10日, /AJMEDIA/
マーチングバンドの強豪として知られる京都橘高校(京都市伏見区)吹奏楽部が、10日に台北市で開催される台湾の双十節(建国記念日)式典に招かれパフォーマンスを披露する。蔡英文総統は7日、フェイスブックで「式典のハイライトの一つだ」と大きな期待を示した。
双十節の式典に海外の大規模な楽団が招待されるのは初めて。台湾メディアによると、衣装の色から「オレンジの悪魔」と呼ばれ、台湾にもファンがいる同校吹奏楽部の演奏を担当者がインターネットを通じ視聴したことが、招待のきっかけとなった。台湾と日本の友情を世界に示したい考えもあるという。
5日に台湾入りした吹奏楽部のメンバー88人の動向は、既に台湾メディアの注目の的だ。台湾を代表する音楽ホール「国家音楽庁」で開かれた日台友好音楽会への出演や台湾の高校生との交流、総統府見学中に「サプライズ」で蔡総統が現れて歓迎を受けたことなどが連日詳しく報じられ、話題を集めている。
吹奏楽部長の竹内望咲さん(3年)は、中央通信社のインタビューに「光栄でありがたい。いい演奏をして皆さんに喜んでもらいたい」と意気込みを語った。