東京, 8月25日, /AJMEDIA/
東京電力福島第1原発の処理水海洋放出が始まった24日、中国や韓国をはじめとする海外メディアは速報し、大々的に取り上げた。
「強い決意と覚悟で対応」 処理水放出で東電社長
中国の国営新華社通信など各メディアは午後1時すぎ、「日本が核汚染水の海洋放出を始めた」と一斉に速報した。国営中央テレビは生放送で原発の空撮映像を流し、現場近くの海辺でも記者が中継。「汚染水 海に流すな! 約束を守れ!」と日本語で書かれた反対派のプラカードを手に持ち、「漁民は怒っている」とコメントした。
韓国メディアも放出開始前から現場上空の映像などを中継で伝えた。午後1時すぎに「汚染水放出開始」とそろって速報。聯合ニュースは「放出は30年程度続く見通しだが、期間を断言することは難しい」と解説した。
AFP通信は原発近くで、「将来が不安だ」と語る反対派らが抗議活動を行ったと報道。ロイター通信は、中国側の批判に日本が反論していると説明する一方、今後の廃炉作業を挙げ「日本にはさらなる試練が待ち受けている」と指摘した。