東京, 11月17日, /AJMEDIA/
ASEAN=東南アジア諸国連合の国防相会議はガザ地区で20人以上が人質になっているタイや、イスラム教徒が多いインドネシアやマレーシアの意向を踏まえ、中東での紛争の即時停戦を求めるとする議長声明を発表しました。
インドネシアで開かれたASEANの国防相会議は、ガザ地区をめぐる中東情勢について「紛争で罪のない民間人の命が失われ、インフラが破壊されていることに会議では深い落胆が示された」とした上で「敵対行為の停止につながる即時かつ持続的な人道的な停戦を求める」とする議長声明を16日発表しました。
また加盟国のタイからイスラエルに働きに出るなどしていた20人以上がガザ地区で人質になっていることなどを踏まえ、声明では「すべての人質はただちに無条件で解放されなければならない」と呼びかけています。
会議では加盟国のうち、イスラム教徒が多いインドネシアとマレーシアからガザ地区の人道状況に強い懸念が示されたということで、マレーシアの国防相は「子どもなどの命がこれ以上失われるのを防ぐべきだという点では一致した」と話していました。