中国 11月の消費者物価指数 前年同月比で2か月連続マイナス

東京, 12月09日, /AJMEDIA/

中国の先月の消費者物価指数は、去年の同じ月と比べて、0.5%下落し、2か月連続でマイナスとなりました。不動産市場の低迷の長期化などを背景に国内需要が停滞する中、デフレへの懸念が強まっています。

中国の国家統計局が9日発表した先月の消費者物価指数は、去年の同じ月と比べて0.5%下落しました。

中国の消費者物価指数がマイナスになるのは2か月連続で、マイナス幅は、前の月から拡大しました。

これは、豚肉などの価格が大きく下落したほか、消費者の間で節約志向が広がるなか自動車やスマートフォンなどが値下がりしたことが主な要因です。

また、住宅販売が低迷する中、家具や家電製品の価格も下落し、物価を押し下げました。

合わせて発表された、企業が製品を出荷する際の値動きを示す先月の生産者物価指数も、去年の同じ月と比べて3.0%の下落と、14か月連続のマイナスとなりました。

中国では、不動産市場の低迷の長期化や、厳しい雇用情勢などを背景に国内需要が停滞していて、デフレへの懸念が強まっています。

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