東京, 11月11日, /AJMEDIA/
中国電力は、再稼働を計画している島根原子力発電所2号機について、来月7日に原子炉を起動する方針を決めました。
松江市にある島根原発2号機は2012年1月から運転を停止していて、3年前に再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査に合格しました。
すでに原子炉に核燃料を入れる作業を終えていて、現在は再稼働に向けた準備作業を行っています。
こうした中、中国電力は来月7日に原子炉を起動する方針を決め、11日、原子力規制委員会に伝えました。
今後、最終的な検査を行い、原子力規制委員会による確認を受けて問題がなければ、原子炉を起動することにしています。
原子炉を起動したあとは、いったん停止して、1週間程度、検査を行ってから再び起動することにしていて、来月下旬に発電を開始する計画です。
島根原発2号機は、事故を起こした東京電力・福島第一原発と同じ沸騰水型と呼ばれるタイプで、このタイプで再稼働するのは、先月、再稼働した東北電力の女川原発2号機に続き2基目になる見通しです。
中国電力は「引き続き安全確保を第一に、原子炉起動に向けた点検や試験を行うなど、一つ一つの準備を着実に進めてまいります」とコメントしています。