東京, 9月14日 /AJMEDIA/
日野自動車は13日、中国国内での商用車・建築用機械向けエンジンの製造・販売事業から撤退すると発表した。電気自動車(EV)の普及が進む中、今後の成長は見込めないと判断した。7割出資する合弁企業「上海日野発動機」(上海市)は今月末で生産を終了し、その後解散手続きに移る。車両の製造販売や、部品を取り扱う他の2拠点については今後も事業を継続する。
上海日野は2003年に設立。トラックなどの商用車や建機用のエンジンを手掛けているが、中国でのEV普及に伴い、近年業績が悪化。23年12月期には12億円の純損失を計上していた。従業員の処遇について日野自は、「誠意をもって対応を進めていく」と説明している。